仏式法要の流れ

仏式法要の流れ

葬儀や告別式をすませれば、それで故人への冥福を祈る行事が終わるというわけではありません。

仏式では初七日から四十九日の忌明けまで、七日ごとに法要を行います。

葬儀・法要のよくあるご質問はこちら

葬儀・法要に参列する場合

ご逝去の日

ご家族にとって大変辛いことではございますが、大切な故人を見送る最期の時間でもあります。ご葬儀についてお考えください。

まずは、近親者の方や親しい方へ訃報の連絡をしてください。

家族や親族、故人と特に親しかった知人、勤務先や学校、所属している団体に死亡の連絡をします。
全員に電話をするのは大変なので、主だった人に連絡をし、そこから先は伝えてもらうようにお願いします。
葬儀社にはなるべくはやく連絡を取り、喪主を決めます。

訃報の連絡先リスト

・親族、親戚
・葬儀場 ※近親者への連絡の際に葬儀場も伝えましょう
・役所(死亡診断書、火葬許可申請書)

準備しておきたいもの

  • 現金 ※心づけ、お布施等で必要になります。
  • 礼服

通夜(当日あるいは翌日の夜)

故人の遺族や近親者が、身内だけで静かに故人の魂と寄り添いながら過ごすお別れの夜。

もとは上述のように故人の親族やごく親しい人たちだけで行われる儀式でしたが、最近は一般会葬者が参列する機会も多くなってきています。

葬儀・告別式

葬儀・告別式は故人との最期のお別れとなる儀式です。

葬儀は親族により営まれる儀式です。告別式は、生前かかわりの深かった人たちが最期の別れをする儀式です。一般的には両方あわせて行います。

葬儀・告別式イメージ

葬儀が終わったら

準備しておきたいもの

  • 芳名帳の整理
  • 香典返しの準備
  • 相続、各種手続き

現金や名簿の引き継ぎは慎重に。

葬儀をすませ、弔問客も帰られた頃、遺族は世話役から事務の引き継ぎをします。この引き継ぎはできれば当日、遅くとも翌日には行います。引き継ぐものには、香典などの現金とその記録帳、会葬者の名簿、供物、供花の記録帳、弔辞、弔電、領収書類などがあります。現金の出入りとその帳簿を引き継ぐわけですから、世話役代表に立ち会ってもらうなど、くれぐれも慎重に行いたいものです。また、このとき弔問客の様子なども聞いておき、特別な心づかいをしめしてくれた人などには、後日の挨拶まわりのときにお礼を述べるようにします。

7日目

初七日しょなぬか(七日目)
初七日忌(ご逝去の日を含んで数えて七日目)

故人の遺族や近親者が、身内だけで静かに故人の魂と寄り添いながら過ごすお別れの夜。
遺骨や位牌、遺影などを飾った後飾りの席に僧侶を招き、お経をあげていただきます。

親族や故人と親しかった人たちに参列してもらい、焼香をしたのちに精進料理などでもてなします。このあと「志」などの表書きをした引き出物を贈るのがならわしです。以後、毎七日に法要を営みます。

弔電・供花・供物、香奠を書留等で頂いたかた

当日弔問できずに、お悔やみ状や弔電、供花などを送ってくださった方には、葬儀後早めに礼状を発送しましょう。礼状を送るのが年末年始にかかりそうなときには、松の内(1月15日頃)が過ぎたころに届くように気をつけます。

49日目

四十九日忌(満中陰)
七七日忌(ご逝去の日を含んで数えて四十九日目)

親戚縁者のほか、故人と親しかった人にも参列してもらい、比較的盛大に営む法要になります。

日取りと招待客を決めるには

故人の命日に営むのが正式ですが、変更して行う場合は、命日より繰り上げて設定するのが慣わしです。菩提寺や僧侶に都合を問い合わせたうえで、午前10時から午後3時ごろの間に行うとよいでしょう。会食の席を設ける場合は、午前中に法要を行い、お昼どきに食事に移るというのが理想的です。初七日や四十九日、一周忌は、親戚はもちろん、故人と親しくしていた友人・知人も含め、盛大に行い、十七回忌以降の法要は内輪で営むことが多いようです。

日取りと招待客を決めるには

一般に忌明けの法要を営みます。

お墓がある場合には、忌明けの法要の際に埋葬を行うのが一般的になってきました。宗派によっては卒塔婆供養をし、僧侶に読経していただきます。また、忌明けにより、遺族は平常の生活に戻ることになり、あわせて各方面への挨拶やお礼、香典返し、形見分けなどをします。参列頂いた方には引き出物の準備をしましょう。

一般に忌明けの法要を営みます。

法要の準備についてはこちら

初盆

ご不幸があったお宅で四十九日忌法要の後初めて迎えるお盆のことです。このときには粗供養品・粗菓を用意してお参りに来られた方にお持ち帰りいただきます。亡くなられての四十九日目が8月15日以降にあたる場合は翌年が初盆となります。

盆提灯のお取り扱いもございます

100日目

百か日ひゃくかにち
(百日目)

ごく内輪で営む法要です。

命日から百日目に行う法要です。地域によって法事の規模が異なります。一般的にはごく内輪だけで行いますが、四十九日と同様の規模で行うこともあります。

一周忌(ご逝去の翌年の祥月命日)

死亡した翌年の命日の法要です。
祥月命日と月命日には墓参りも。

死亡した日と同月同日を「祥月命日」といいます。年忌法要だけでなく、毎年めぐってくるこの日には、家族が集い僧侶に読経して頂き、墓参りもしたいものです。また、月命日は毎月の命日をさし、この日も仏壇を掃除し、花などを供えるなど、忘れずにお参りしたいものです。

一周忌

2ヶ月前までにすること

  • 日程・会場の決定
  • 案内状の発送
    2週間くらいの余裕をもって準備

1ヶ月~1週間前までにすること

  • 案内状の返事が届く
  • 食事(仕出し・料亭など)の準備
  • 引き物(茶の子)の準備

1週間前~当日までにすること

  • 仏壇の準備
    線香、ろうそく、お花など
  • お布施
    不祝儀袋に『お布施』とする
  • お車代
    お布施と一緒にする場合もある
  • お膳料
    僧侶が食事をされない場合には準備をする
  • お茶・お菓子・念珠・服装など

法要の準備についてはこちら

三回忌(二年目の祥月命日)
一周忌の翌年に行われる年忌法要

以後も基本は五十回忌まで法要を営みます。

七回忌(六年目の祥月命日)

十三回忌(十二年目の祥月命日)

十七忌(十六年目の祥月命日)

二十五回忌(二十四年目の祥月命日)

三十三回忌(三十二年目の祥月命日)

五十三回忌(四十九年目の祥月命日)

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