冠婚葬祭-しきたりとマナー

お見舞のお返し

この記事は2020年08月17日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

お見舞いのお返しは、いつ頃すればいいでしょうか?


お見舞いイメージお見舞いのお返しは退院してから、だいたい1週間から3週間以内です。少し落ち着いた頃を目安としますので、体の様子を見てからでも遅くはありません。



お見舞いのお返しの品はどのように決めれば良いのでしょうか?また、人気がある商品はありますか?


お見舞いのお返しの品は、病気が残らないという意味から、洗剤や入浴剤、コーヒーやタオルなどの消耗品がよく出ています。金額は、いただいたお見舞いの金額の半分、半返しが目安です。のし紙は、水引は5本の結び切り、表書きは「内祝」または「快気祝」で、「快気内祝」は4文字(死文字)になりますので避けます。右上の「のし」の印刷はつきません。



「お見舞いをいたけど、入院が長引いていつ退院するかわからない。」や「一旦は、退院したが自宅療養が続く場合、お返しはどうしたらよいのでしょう?」という相談を受けられるそうですね?


このご相談はよく受けます。入院が長引く場合は、入院中にお返しをするというかたが多いです。また、自宅療養が続くかたも、退院を目処にお返しされます。この場合には、のし紙の表書きは「内祝」とせずに「御礼」とします。



お見舞いの金額に目安はあるのでしょうか?


お見舞いの金額…皆さん迷われますよね。あくまでも目安ですが、ご友人や、知人で3千円~5千円くらいのようですよ。ただし親しい方には1万円くらいされるようです。親類でしたら1万円以上にされるかたが多いようですね。水引は紅白の5本の結び切で、表書きは「お見舞い」とします。のしは付いていない金封になります。



お見舞いをお金でなく、品物にするとしたら何が良いのでしょうか?


お見舞いの品物は、お花や果物、本などが一般的ですが、親しい間柄ではパジャマやバスタオル、スリッパなどの実用品も喜ばれると思いますよ。反対に避けたほうが良い品は、お花でも、鉢植えの根がある花は「寝付く」につながることから避けましょう。また、シクラメンは死ぬの「死」と、苦しむの「苦」を連想させますし、椿や山茶花も、花首が落ちる、葉を落として散ることから、避けたほうが良いでしょう。香りの強い花もお見舞い向けではありません。また、病気によっては果物などの食べ物は適さない場合もありますので、ご注意ください。

快気祝/お見舞い返し
お見舞い返し(大進オンライン)

この記事は2020年08月17日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。