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2021/10/13

第2回・有識者調査レポート 贈答アドバイザーが選ぶ地元名産品  自分も好きなものを贈り、地元の魅力を届ける傾向に

※この記事は2021年10月13日時点での情報です。現在のサービス内容と異なることがござます。予めご了承ください。

背景


当社は、全店に贈答アドバイザー有資格者が在籍しており、豊富な知識と経験を持ってお客様のお役に立ちたいという思いで日々の業務に努めております。地域によってしきたりや風習、またはお客様のニーズが異なる中で、お客様の一番近くにいる販売員が見聞きし、感じたことにギフト市場の傾向や消費者心理が垣間見えるのではないかと考え、本調査に至りました。

牡蠣とふぐjpg

調査概要


調査名:第2回 贈答アドバイザー有識者調査
調査対象 :当社在籍の贈答アドバイザー資格保有者 82人
調査期間 :2021年9月2日(木)~10日(金)
調査方法 :アンケートによる社内調査
有効回答数 :68件



※調査結果は販売員の所感を分析したものであり、実際のお客様情報を基に統計を取ったものではありません。



調査結果


Ⅰ.地元名産品の需要の高まり
⇒帰省や旅行ができない今だからこそ、地元を味わう、またはアピールする需要が高まっている

調査結果1

贈答アドバイザー68名のうち39人(57.4%)が「最近地元名産品を選ぶ人が増えた」と感じていると回答しています。地元名産品を選ぶ人が増えたと感じる理由としては、「帰省ができないから」という回答が最も多く、39人中30人が回答しています。また、次いで「地元の魅力をアピールしたいから」という回答が多く、39人中21人が回答しています。地元名産品を選ぶ人が増えてきたと感じる時期については、1年半くらい前(2020年3月)~半年くらい前(2021年3月)までの間に増えたと感じるという回答が53.8%となっており、以前から地元名産品の需要はありましたが、コロナ禍の影響により、ギフトを通じてコミュニケーションを取ったり、地元の魅力をアピールしたりする需要がより高まっていると思われます。



Ⅱ.地元名産品がよく選ばれる用途
⇒9割がお中元・お歳暮の用途 毎年のご挨拶として県外へ贈ることも多いからか

調査結果2

「何の用途で地元名産品を選ぶ人が多いと感じるか」という質問に対して、「お中元・お歳暮」という回答が圧倒的に多く、89.7%を占めています。お中元・お歳暮は季節のご挨拶として、遠方の親族など、普段会う機会が少ない相手へ贈る場合もあることが要因の一つと推測できます。




Ⅲ.贈答アドバイザーが実際に地元名産品を購入している場所(自店を除く)
⇒1位は「専門店(直売店や個人商店など)」 
幅広い商品の中から選ぶというよりも、贈答アドバイザーとしての知識と経験を活かして
的を絞って商品を購入する傾向


調査結果3調査結果4

最も多かった回答は「その商品の専門店(直売店や個人商店)」(44.1%)でした。全体的に見ると、そこで購入する理由は「品揃えが豊富だから」という回答が最も多く、この場合の「品揃えの豊富さ」については、「取扱商品のジャンルが幅広い」「特定のジャンルの商品数が多い」の2通りの捉え方ができます。贈答アドバイザーが地元名産品を贈る時、購入したい商品ジャンルは定まっており、そのジャンルの中でのより良い一品を検討する傾向にあると言えます。これは日頃の業務の中で学んだギフトにふさわしい商品や価格感など、的を絞った商品選びができるためだと考えられます。


回答者ごとに見てみると、「その商品の専門店」と回答した理由は「品揃えが豊富だから」(30人中18人)「安心感があるから」(30人中12人)という回答が多くありました。「百貨店」と回答した理由は「品揃えが豊富だから」(16人中13人)「安心感があるから」(16人中8人)に加えて、ほかの回答にはほとんど見られなかった「高級感があるから」(16人中9人)が多く見られました。



店舗型の販売店を利用する派の理由としては「安心感」「高級感」など、実際に自分の目で見て確かめられることを重視したものが多く、贈答アドバイザーとして普段お客様と接客している中で、自然と店舗型の販売店の良さを感じ取っていると思われます。また、「店員が親切だから」という回答が見られなかったのは、回答者自身が販売員であり、商品購入の際に店員に相談をせずともギフトの選び方や価格感など、ほとんど自分自身で解決できるためだと考えられます。



「インターネット」と回答した理由は「いつでも注文できるから」(15人中13人)というものが最も多く、次いで「品揃えが豊富だから」(15人中6人)「手続きが楽だから」(15人中6人)という回答となり、店舗型の販売店で購入すると回答した人とは重視している点が大きく異なり、より手軽に効率よく購入したいというニーズがあるようです。




Ⅳ.贈答アドバイザーが贈る「地元名産品」
⇒広島名産品の第1位は「牡蠣」、山口名産品の第1位は「ふぐ」

調査結果5
 

贈答アドバイザーが贈る広島の名産品は第1位「牡蠣」第2位「もみじ饅頭」第3位「牡蠣醤油のり」となりました。この上位3品はお中元お歳暮でも人気の商品であり、Ⅱで触れたお中元・お歳暮で地元名産品を贈る人が多いという調査結果にも合致しています。広島の代名詞とも言えるほど全国的に有名な商品の回答が約半数を占めています。商品を選ぶ理由としては「有名だから」という回答が最も多く、68人中38人が回答しています。その他、「自分で買ったことがあるから」「その商品をお勧めしたいから」という理由が多くありました。



調査結果6

贈答アドバイザーが贈る山口の名産品は第1位「ふぐ」第2位「かまぼこ」第3位「外郎」となりました。この3品の回答が約74%を占めており、広島の名産品に比べて市場に偏りが見られました。こちらもその商品を選ぶ理由として「有名だから」という理由が最も多く、68人中36人が回答しています。その他、「特別感があるから」「自分で買ったことがあるから」という回答が多くありました。

広島・山口ともに、地元名産品を贈る際には、その商品が有名かどうかを重視しており、かつ自分で買ったことがあり安心して贈ることができるものを好む傾向にあると言えます。また、広島の名産品第1位である牡蠣、山口の名産品第1位であるふぐは、どちらも旬とお歳暮シーズンが近い時期であることも、よく贈られている要因の一つだと考えられます。



Ⅴ.贈る相手別 贈答アドバイザーが「地元名産品を選ぶ理由」
⇒両親、友人には相手の好みやおすすめしたいもの、会社関係には有名なものを重視する傾向
贈答アドバイザーとしての知識・経験を活かして商品を選んでいる


調査結果7

県内の両親に地元名産品を贈る場合は、「相手がその商品が好きだから」という理由が圧倒的に多く、68人中46人が回答しています。 県内に両親が住んでいる場合は、あえて地元の魅力をアピールする必要はなく、確実に相手が喜ぶものを贈ることが可能なためだと考えられます。



調査結果8

県内の友人に地元名産品を贈る場合は、「その商品をおすすめしたいから」という理由が最も多く、次いで「相手がその商品が好きだから」「自分で買ったことがあるから」「有名だから」という理由が多くありました。県内の両親へ贈る場合と比べると、相手が喜ぶかどうかに加えて、おいしさを共感したいという思いが表れているのではないかと考えられます。



調査結果9

県内の会社関係の人へ地元名産品を贈る場合は、「有名だから」という理由が最も多い結果となりました。その他、「特別感があるから」「その商品をおすすめしたいから」「自分で買ったことがあるから」という理由が多く見られました。相手の好みが分からなかったり、ビジネスシーンに適した商品を選ぶ必要があったりするため、誰が見ても特別な商品だと分かることを重視していると思われます。



調査結果10

県外の両親に地元名産品を贈る場合は、「帰省ができないから」という理由が最も多く、68人中38人が回答しています。コロナ禍において県を跨ぐ移動が制限される中で、直接会ってコミュニケーションを取る機会が減少した代わりに、「帰省暮」などギフトを贈る需要が高まっています。「相手がその商品が好きだから」という理由も多く、県内の両親へ贈る場合と同様に、相手が喜ぶものを贈る傾向にあるようです。



調査結果11

県外の友人に地元名産品を贈る場合は、ほかの贈り先に比べて、贈る理由の偏りが少ない結果になりました。「有名だから」「自分で買ったことがあるから」「特別感があるから」という理由が多く、県外の友人に贈る場合と比べると、「その商品をおすすめしたいから」という回答が微減し、「特別感があるから」という回答が増えています。



調査結果12

県外の会社関係の人に地元名産品を贈る場合は、「有名だから」(68人中35人)と「特別感があるから」(68人中31人)という2つの回答が目立ちました。また、県内の会社関係の人に贈る場合よりも、「地元の魅力をアピールしたいから」という回答が多く見られました。ビジネスシーンでは円滑なコミュニケーションが重要であり、話題のきっかけにもなるような商品を選ぶためだと推測できます。



お客様が地元名産品を贈る理由としては、コロナ禍の影響で会えない代わりにギフトを贈って相手に喜んでもらうという印象でした。一方で、贈答アドバイザーが地元名産品を贈る場合には、自分で買ったことがあったり、有名で特別感があったりするものを選ぶという回答が多く見られました。贈答アドバイザーとしての知識や経験から、自分も好きな商品で地元の味や魅力を届けることで、相手に喜んでもらえる自信を持っている様子が伺えます。


回答から見た地元名産品を贈る場合の図

広報担当より


地元名産品は、地域で長く愛され、贈答品としての人気も高いものが多いです。従来から地元名産品の需要はありましたが、お客様においては、昨今のコロナ禍の影響による帰省や旅行の自粛の影響により、「地元の味を楽しんでもらいたい」「地元の魅力をアピールしたい」という思いが強まっているのではないかと感じます。贈答アドバイザーが実際に地元名産品を選ぶ場合には、販売員ならではの視点が垣間見えました。日々の接客の中で培った知識や経験などを実生活にも活かし、さらに自身の体験をお客様に伝えていくことで、より多くのお客様に満足していただける提案力の向上につながっていくのではないかと思います。

大進本店について

当社は、広島、山口を中心に、ギフトからはじまるライフサイクルに合わせた事業を展開しております。
日本で伝え続けられている贈答文化は、人と人のコミュニケーションを円滑にする「良い習慣」です。
その意味と大切さをお伝えしていく使命を持ち、プロのギフトアドバイザーとしてお客様に接しています。

会社名株式会社 大進本店
事業内容進物・記念品の総合商社
創業1953年9月
設立1967年4月
本社所在地広島市中区鉄砲町1-15
代表者代表取締役社長 山本 茂樹
資本金1,200万円(2021年12月末現在)
従業員数541名(2021年12月末現在、グループ合計)
市場区分非上場
URLhttps://www.daishin.gr.jp/

※この記事は2021年10月13日時点での情報です。現在のサービス内容と異なることがござます。予めご了承ください。

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