結納品の飾り方と品目・いわれの解説。事前に結納の飾りつけの練習をしましょう。

結納の飾り方

結納飾りは毛氈を引いてその上に結納セットを飾ります。和室の場合は床柱に近いほうから松、竹、梅の順に並べます。 床の間の無い和室、洋室の場合は、上座側から松、竹、梅の順に並べます。 目録は毛氈の上には置かず、手前に置きましょう。

  • 結納の和室での飾り方の写真

    和室の場合

  • 結納の洋室での飾り方の写真

    洋室の場合

飾り方の全体図
飾り方の全体図

結納の品目

結納品は儀式で贈る縁起物です。古来、現物の受け渡しでしたが、現在は水引細工が施された品のセットになっています。 品目は割り切れないように奇数で用意します。

基本は、熨斗(鶴)、寿栄廣(亀)、御帯(結納金)(松)、家内喜多留(御酒料)(竹)、松魚(御肴料)(梅)の5品です。

最近ではほとんどの場合に婚約指輪(結美和)を結納の儀式で用意しているので、それにもう一品「高砂人形」を加えた7品にします。 9品の場合はさらに寿留女、子生婦を加えます。
目録にはこの5点(7点又は9点)の結納飾りの品目を記載します。(目録は品目の数に含みません)

結納9点セット
  • 熨斗(のし)鶴飾り

    あわびを延ばしたもので、「長く延ばす」ことから不老長寿の薬ともされています。海のものを尊ぶ日本では、昔からおめでたい儀式に必ず添えられます。

    品目のあて字熨斗・長熨斗・納幣熨斗

  • 寿栄廣(すえひろ)亀飾り

    喜びが「末広がりになる」おめでたい白扇のこと。「夫婦ともに末永く幸せに」という願いをこめて必ずペアで贈られます。

    品目のあて字寿栄廣・寿恵広・末広・末廣

  • 御帯(結納金)(おんおび)松飾り

    昔は帯を結ぶと魂も結ばれると考えていました。夫婦や家族、親族が末永く結ばれ、魂をひとつにして助け合うように、という願いを表しています。 御帯料として、金子を包みます。広島県では100万円~150万円が多いようです。福山方面では御帯を御小袖と呼ぶところもあります

    品目のあて字御帯・御帯料・帯地料・小袖料・結納料・宝金

  • 家内喜多留(やなぎだる)竹飾り

    お酒を入れる柳の樽のことです。「家の中に喜びごとが集まり、いつまでも留まっているように」という意味です。酒代として1~3万円包みます。

    品目のあて字家内喜多留・喜多留・角樽・柳樽・多留

  • 松魚(かつお)梅飾り

    鰹節のことです。「勝ち魚」と考えられ、おめでたい儀式に用いられる代表的な魚です。肴料として1~3万円包みます。

    品目のあて字松魚・勝男節・勝男武士・松魚節

  • 高砂(たかさご)

    老夫婦の人形です。松の精とされ、松の木陰を掃き清める姿をしています。いつまでも仲良く添いとげられるように、ということから贈られます。 関東式では高砂と同じ意味合いの「友白髪」を用いることが多いようです。

  • 結美和(ゆびわ)

    結婚指輪のことです。花嫁の大切な婚約指輪を飾ります。

    品目のあて字結美和・優美和・結美環・結実輪

  • 寿留女(するめ)

    昔からお祝いごとにはつきものの肴です。噛めば噛むほど味のあるお嫁さんになってほしい、という意味もあります。

  • 子生婦(こんぶ)

    「よろこぶ」に通じることから、お祝い事には欠かせない食品です。
    文字には子宝に恵まれるように、という願いが込められています。

  • 茂久録(もくろく)(セットの品目には含まれません)

    結納品の内容を記載したものです。
    茂久録(もくろく)の内容

    品目のあて字茂久録・目録

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結納Q&A

結納に関するよくあるご質問を紹介します!

結納はしたほうが良いのでしょうか?
はい。先様の大切なお嬢様を頂くのですから必要です。
結納についてはこちら
何故、結納をするのでしょうか?
結納は結婚の約束を世間一般に公にし、ケジメをつける儀式です。
さらに、男性が女性に対して、この度の婚姻を非常に大切にしていることを示す大切な儀式です。
略式結納とはなんでしょうか?
仲人をたてない結納の事です。 結納の本来のスタイルは仲人が両家を行き来して結納品を届けるものでした。 現在は、両家が一堂に介し、仲人をたてずに行う「略式結納」が主流になっています。仲人をたてる場合は進行を仲人が行い、「御礼」として結納金の一部を包みます。
一度使った結納品は使ったらダメ?
いけません。たまにご両親から、娘の結納の時に貰った結納品を、息子の時に使っても良いかとの相談がございますが、これはお相手に大変失礼となります。 必ず新しい結納飾りを贈りましょう。
結納をする時期はいつ頃?
結婚式の半年以上前が好ましいですが、少なくとも一ヶ月前にはとり行いましょう。
結納の時期と準備についてはこちら
準備は誰が、どのようにするの?
男性側が結納品を準備します。
その際、女性側と相談し、お返し結納・受書を揃えられると格がそろった結納式になります。
結納の準備品についてはこちら
結納セットの大きさを選ぶポイントは?
女性の家に床の間はあるかなど、住宅事情に合わせて選ぶとよいでしょう。 「簡単でいいですよ」と言われても、日本人の性格から考えて「立派なものをください」と言われる事はありません。 ただし大きければ良いという事でもなく、マンションであればコンパクトなものを、 床の間や和室があるお宅にはボリュームがあるものを選ぶと失敗がないと思います。
結納の時の人数は?
近頃は仲人をたてない方が多いので、一般的には、本人と両家の親が出席します。もし、祖父母や兄弟姉妹が出席する場合は、事前に相手側に知らせておきましょう。両家で人数を揃える必要はありません。
結納金の相場は?
広島県では100~150万円が多いようです。末広がりの【八】にちなんで80万を包む方もいます。 そして結納金とは別に「御酒料」「御肴料」として、それぞれ1~3万円を包みます。
結納当日にかかる費用は誰が?
基本的には女性側が負担します。一堂に介した時の料理代やホテルを利用したときの会場費などがこれにあたります。 ただし、男性側は結納時、酒肴料としてある程度の額を包みます。 また日を改めて、お返し結納をする場合は、その時の費用を男性側が負担します。
結納時、伺う時にお土産はいる?
はい。女性側へのお土産の菓子折り、ご先祖様へお供えに線香を持参されると良いでしょう。
結納の時の服装は?
男性側の本人と父親はブラックか紺のスーツに白、シルバーまたは白いネクタイを着用します。
女性側は本人は振袖かワンピース、母親は訪問着かスーツを着用します。
結納を受けるときに、用意するものは?
結納を受ける場合、女性側はお返し結納または受書を用意します。
さらに茶菓子やお土産を用意されるとより丁寧になります。
結納は自宅でしなければいけない?
いいえ。近頃は料亭、ホテル等を利用される方が増えています。
お互いの実家が遠い場合はどうすればよいでしょうか?
しきたりでは男性側が女性の地元へ伺う場合が多いです。 最近では両家の中間地点を選んだり、お二人が式を挙げる予定の会場で行う事もあります。両家でよく話し合い、双方が納得のいく形で行いましょう。