冠婚葬祭-しきたりとマナー

お葬式…密葬

この記事は2016年05月24日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

密葬も最近よく聞きますが、家族葬とは違うのですか?


密葬密葬は、亡くなった方の家族やごく近しい親類や友人のみで小規模に行われる葬儀のことで、本来の「密葬」は有力者や有名人が亡くなった際など、後々に行われる本葬を前提として、準備に時間のかかる本葬を行う前に、それに先立って行われる内輪のみの葬儀を指します。



会社をあげて行われる「社葬」や、芸能人が亡くなったときに行われる
「お別れの会」の前にする、内輪のみのお葬式ということですね?


はい。大企業の経営者のような場合、社員や会社関係、取引先など本人や家族の親交に関わり無く参列者が多くなります。
また、芸能人などの有名人もお付き合いが広く、ファンの方なども参列される本葬を行います。密葬はそれに先立ち、家族や親類での内輪のみの葬儀です。



内輪のみで葬儀を行う家族葬とは意味が違っていたのですね?


はい。本来の意味は違います。ですが最近では一般の人を呼ばずに、家族葬的に葬儀を行うことを「密葬」と呼ばれる方もおられ、混同されるケースも多いようです。



他にはどのような葬儀の形があるのでしょうか?


直葬(ちょくそう)があります。直葬とは通夜、葬儀、告別式といった儀式的なことは行わず亡くなられた方を火葬だけで見送ることです。
お葬式の形としては一番簡単なものですが、葬儀社に頼まなければスムーズには行えません。経済的な理由や身寄りの無い方、故人の意思や遺族の希望で直葬にされる方も関東地区を中心に多くなってきているようです。



いろいろな葬儀の形がありますね。


はい。なんと言っても葬儀は故人との最期のお別れです。ですが、急なことがほとんどで、いろいろなことをすぐに決めなくてはいけません。
いつ、誰が喪主になってもおかしくない世の中です。後悔の無いようにいろいろな形の葬儀があることを知っていただきたいですね。

この記事は2016年05月24日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。