冠婚葬祭-しきたりとマナー

六曜(ろくよう)

この記事は2022年03月14日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

冠婚葬祭の儀式を行なう際、「大安」や「友引」「仏滅」などの
六曜を気にされる方も多いとか思いますが、六曜の意味や由来について教えて下さい。


六曜のイメージ写真
六曜は六曜星の略で、もともとは中国の吉凶占いが日本に伝わり、作り変えられたものが原型です。
江戸時代の終わり頃から人々の間で流行し、現在に至っているといわれています。
また、読み方は「りくよう」が本来の読み方ですが、今では「ろくよう」と言ったほうがわかり易いですね。




六曜の回り方には決まりがありますか?


回り方としては、 先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口 という順に回ります。
ですが、六曜の順番が月に1~2回変わることがあります。これは、旧暦の毎月1日はそれぞれ決まった六曜が来ることになっている為です。
例えば1月と7月の1日は先勝、2月と8月の1日は友引といった具合です。




そもそも、新暦と旧暦にはどのような違いがあるのでしょうか。


新暦は「太陽暦」と言い、太陽の周りを地球が一周する期間を1年と数えます。
旧暦は「太陰暦」と言い新月から新月の間を1カ月とします。日本では明治の初めまで旧暦が使われていました。




六曜(ろくよう)のそれぞれの意味を教えて下さい。


では順番に・・・
まず「先勝」は「先(さき)んずれば勝」の意味で、何事も早く行動すると良いとされる日です。
午前中が吉です。次に「友引」は、勝ち負けが決まらない日。「友を引く」という解釈から、友引の日に葬儀が行われなくなりました。
「先負」は、午後が吉です。何事も慌てず行動すると良い日とされています。
そして「仏滅」は一日中、何をしても悪い日です。
ですが、逆に「仏さんが滅んでも大丈夫なぐらい運の良い日」といういわれもあるそうです。




仏滅に運が良いというには初めて聞きました。次は「大安」ですね。


「大安」は、大安吉日ともいい、全てにおいて吉とされる日です。
「赤口」は正午だけが吉です。一般的に厄日と言われ何事も避けたほうが良い日とされます。
六曜はもともと時間を区切る際に使った考え方、曜日の代わりに使っていたものなので、冠婚葬祭を六曜にこだわる必要はありません。
ですが、気にされる方も多いので、お互いに納得するよう何事も話し合って決められることをお勧めします。

この記事は2022年03月14日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。