冠婚葬祭-しきたりとマナー

雛人形

この記事は2017年01月09日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

3月3日の「雛まつり」は「桃の節句」とも言われていますよね?


雛人形・名前旗イメージ旧暦の3月3日は十二支の巳の日に当たることから「五節句」の一つ「上巳の節句」といいます。
古来中国では3月の初めの巳の日に、水辺で身を清めることで厄や災いかを免れようとする風習があり、これが日本に伝わり、桃の花びらを浮かべた酒を飲んで邪気を祓う習慣があったことから「桃の節句」とも呼ばれるようになりました。



上巳(じょうし)の節句が「雛祭り」と呼ばれるのはなぜでしょう?


中国から日本に伝わった際、3月3日に身についた穢れや災いを、紙人形や土人形に移して川や海に流す風習となりました。
これが「流し雛」の始まりです。それが江戸時代に入ると「ひいな遊び」というままごとと結びついて雛人形を飾るようになり、「ひな祭り」と呼ばれるようになりました。
今でも紙の人形に穢れを移して神社で祈願していただく風習は残っています。



なぜ雛人形を飾るのでしょうか?


雛人形を飾るのは、生まれた子供が健康で優しい女性に育つようにとの願いと、雛人形がその子の身代わりになってくれて、災いが降りかからないようにとの思いも込められています。



ひな人形は誰が買うものなのでしょう?


昔は雛人形を嫁入り道具の一つとして持参していたことから、お嫁さんの実家から贈られることがほとんどです。
しかし、現在では可愛い子供のためにということから、両家で話し合って購入されることもあります。



雛人形を飾る時期や期間は決まっているのでしょうか?


一般的には一月の下旬もしくは立春(2月4日)頃から、2月中旬までに飾りはじめます。
「ひな祭り」の前日の3月2日に飾るのは正月飾りと同じく「一夜飾り」といってあまりよろしくありません。
遅くとも1~2週間前には飾りましょう。また3月3日を過ぎて飾っておくと、「嫁に行き遅れる」という言い伝えもありますが、これはあくまで迷信で「片付けのできない女性」を戒めることだと思います。
心配な時は、飾ってある人形に風を通すため、他の場所に移したり、片付けの真似事をするだけでも構いません。3月3日を過ぎて、よく晴れた天気の良い日に収めてください。湿気を含んだまま収めると、カビの原因ともなりますので雨の日は避けてください。また家や地域によっては、旧節句の4月3日まで飾るところも多くあります。



「ひな祭り」は3月3日ですが、今年節句を迎えられる方は、この時期にご準備されるそうですね?
進物の大進では現在、大きな展示会をされているそうですね


はい。1月7日から1月15日まで南区産業会館の東館で「ひな人形・五月人形 大展示会」を開催中です。
なんと、500点以上のひな人形が並ぶとても選びごたえのある展示会になっています。今年ひな人形を考えている方はぜひお越しください。
大進の雛人形はこちらから

この記事は2017年01月09日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。