冠婚葬祭-しきたりとマナー

雛人形

この記事は2019年01月07日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

現在、広島市南区の県立広島産業会館の東館で大進主催の「ひな人形・五月人形」大展示会を開催中だそうですが、今年 初節句を迎えられる方は、この時期にご準備されるそうですね?



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ランドセルや机を早めに準備される方が多いように、ひな人形も早めのこの時期にご準備される方が多いです。
現在、広島市南区産業会館の東館で行われている「ひな人形・五月人形 大展示会」には、毎年たくさんの方にお越しいただいております。会場ではなんと500点以上のひな人形が並んでいて、今年のトレンドのひな人形から昔ながらのひな人形など色々見比べることができる展示会になっています。
大進の雛人形はこちらから



まず、ひな人形の由来を教えてください。


旧暦の3月3日は十二支の巳(み)の日に当たることから「五節句」の一つ「上巳の節句」といいます。
古来中国では3月の初めの巳の日に、水辺で身を清めることで厄や災いから免れようとする風習がありました。これが日本に伝わり、桃の花びらを浮かべた酒を飲んで邪気を祓う習慣があったことから「桃の節句」とも呼ばれるようになりました。



上巳(じょうし)の節句が「雛祭り」と呼ばれるのはなぜでしょう?


中国から日本に伝わった際、3月3日に身についた穢れや災いを、紙人形や土人形に移して川や海に流す風習となりました。これが「流し雛」の始まりです。それが江戸時代に入ると「ひいな遊び」というままごとと結びついて雛人形を飾るようになり、「ひな祭り」と呼ばれるようになりました。今でも紙の人形に穢れを移して神社で祈願していただく風習は残っています。



なぜ雛人形を飾るのでしょうか?


雛人形を飾るのは、生まれた子供が健康で優しい女性に育つようにとの願いと、雛人形がその子の身代わりになってくれて、災いが降りかからないようにとの思いも込められています。



ひな人形は誰が買うものなのでしょう?


昔は雛人形を嫁入り道具の一つとして持参していたことから、お嫁さんの実家から贈られることがほとんどです。しかし、現在では可愛い子供のためにということから、両家で話し合って購入されることもあります。



雛人形を飾る時期は決まっているのでしょうか?


一般的には一月の下旬もしくは立春(2月4日)頃から、2月中旬までに飾りはじめます。
前日の3月2日に飾るのは正月飾りと同じく「一夜飾り」といってあまりよろしくありません。遅くとも1~2週間前には飾りましょう。3月3日がひな祭りですが、この時期から準備しておくと安心ですよね?
ひな人形を500点から見比べて選べる機会はなかなかありませんので、今年初節句を迎えられる方はぜひ、展示会にお越し下さい!
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この記事は2019年01月07日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。