冠婚葬祭-しきたりとマナー

ひな人形

この記事は2022年01月10日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

大進では今、南区の産業会館で「ひな人形・五月人形」展示会を開催中だそうですね。
今年 初節句を迎えられる方は、この時期にご準備されるんですか?


雛人形のイメージ
はい。ランドセルや机を早めに準備される方が多いように、ひな人形も早めのこの時期に
ご準備される方が多いですので、本当にたくさんの方にお越しいただいております。
1月16日(日)まで南区・産業会館の東館で、「ひな人形・五月人形 大展示会」を開催中です。 
なんと500点以上のひな人形と五月人形が並んでいて、トレンドの収納式やかわいいお顔のひな人形から
昔ながらのひな人形など色々見比べることができる展示会になっています。




まず雛人形の由来を教えてください。


旧暦の3月3日は十二支の巳の日に当たることから「五節句」の一つ「上巳の節句」といいます。
古来中国では3月の初めの巳の日に、水辺で身を清めることで厄や災いかを免れようとする風習があり、
これが日本に伝わり、桃の花びらを浮かべた酒を飲んで邪気を祓う習慣があったことから
「桃の節句」とも呼ばれるようになりました。




上巳(じょうし)の節句が「雛祭り」と呼ばれるのはなぜでしょう?


中国から日本に伝わった際、3月3日に身についた穢れや災いを、紙人形や土人形に移して川や海に流す風習となりました。
これが「流し雛」の始まりです。それが江戸時代に入ると「ひいな遊び」というままごとと結びついて雛人形を飾るようになり、
「ひな祭り」と呼ばれるようになりました。
今でも紙の人形に穢れを移して神社で祈願していただく風習は残っています。




なぜ「ひな人形」をかざるのでしょうか?


雛人形を飾るのは、生まれた子供が健康で優しい女性に育つようにとの願いと、
雛人形がその子の身代わりになってくれて、災いが降りかからないようにとの思いも込められています。




雛人形を飾る時期は決まっているのでしょうか?


一般的には一月の下旬もしくは立春(2月4日)頃から、2月中旬までに飾りはじめます。
ひな祭りの前日の3月2日に飾るのは正月飾りと同じく「一夜飾り」といってあまりよろしくありません。
遅くとも1~2週間前には飾りましょう。3月3日がひな祭りですので、この時期から準備しておくと安心です。
ひな人形を500点から見比べて選べる機会はなかなかありませんし、安全対策も徹底しておりますので、
今年初節句を迎えられる方はぜひ、南区・産業会館東館で開催中の「ひな人形・五月人形」展示会にお越し下さい!
大進の雛人形展示会

この記事は2022年01月10日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。