冠婚葬祭-しきたりとマナー

叙勲・褒章

この記事は2015年10月12日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

叙勲・褒章、具体的にはどのような制度何でしょうか?


褒章のイメージ叙勲・褒章とは「国家が特定の私人の栄誉を表彰するために、これに対して与える特別の待遇である。」
とされています。簡単に言いますと、長年にわたって社会に貢献している人に対して、国として
表彰するものです。「自分の仕事」というよりも「国のために働いた方」に与えられます。
生存者に対する叙勲は原則として、春と秋の2回あります。




叙勲と褒章はどのように違うのでしょう?


叙勲と褒章を厳密に区別することは難しいのですが、叙勲は長期間に渡って功績をあげ続けた方に
与えられる章で、個人に与えられる章です。長期間に渡ってということから、年齢も70代から
80代のかたが多く、若い方が受けるということはほとんど無いんです。

一方、褒章は短期間の功績に対しても与えられ、団体にも贈られます。記憶に新しいのは、
2008年にIPS細胞を作成した山中教授や2009年のWBCで二連覇を達成したサムライジャパン
ですよね。また褒章は何度でも受章されますが、勲章は1回しかもらえません。
ある意味これ以上の章は無いでしょうね。




勲章もいろいろな種類がありますよね?


はい。まず、毎月1日に発表される高齢者叙勲が有ります。もらえる功績が有りながら、
相当の高齢になっても、未だに叙勲されてない方に88歳の米寿の機会に一つのタイミングとして
贈られます。また、死亡者叙勲は功績がありながら頂かれる前に亡くなられた方に贈られます。



他にはどのような勲章がありますか?


危険業務従事者叙勲(きけんぎょうむじゅうじしゃじょくん)は命をおとすかもしれない危険な
お仕事をされた方に贈られます。55歳以上の警察官や自衛官、消防官、海上保安官などです。

この記事は2015年10月12日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。