冠婚葬祭-しきたりとマナー

四月の行事

この記事は2015年03月30日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

四月は「卯月」と言いますよね?


201504sakura.jpg「卯月」の由来は、卯の花が咲く月「卯の花月(うのはなづき)」を略したものです。「卯の花」は
「空木(うつぎ)」の別名です。ユキノシタ科ウツギ属で白くて可愛い花を咲かせます。
また、十二支の四番目が卯(うさぎ)なので、「卯月」と呼ばれるようになったという説もあります。



そして、4月は新しい事へのスタートの月ですよね。


新社会人になられる方へ、お祝いはいつ、どんな品物を贈れば良いのでしょうか?

新社会人となられる方へのお祝いは、就職先が正式に決まられた後、3月中旬をめどに贈ります。
入社式が済んでからでも構いませんが、はやめに贈られることをお勧めします。お祝いの品物としては、
男性にはネクタイやベルト、女性には、熊野筆のメイクブラシやバッグ、ポーチが人気です。
男女共通の品物では定期入れや名刺入れ、ボールペン、ペンケースなどですね。
迷われたら、就職する本人に希望を聞いて贈られても良いと思いますよ。




就職のお祝いのお返しはどのようにすれば良いのでしょうか?


就職のお祝いを頂いた場合、まずは、本人がお礼を言うことをお勧めします。
そして、初めてのお給料にあわせて気持ち程度のお返しをしましょう。お返しの品物は特に決まりは
ありません。お返しののし紙は、紅白の蝶結びの水引で、表書きは「御礼」とします。



その他、四月の行事は何がありますか?


4月には「十三参り」という行事があります。十三参りは旧暦の3月13日、現在では4月13日に
数え年で13歳になった男女が、無限の智恵と慈悲を持つと言われる虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)に
お参りして、福徳や知恵を授かる行事です。十三参りはちょうど生まれた年の干支が初めて巡ってくる年
の13歳に行います。13歳といえば、ちょうど子供から大人へ変る時期。神社仏閣へお参りして
大人としての自覚を促し、心身の健康を祈ります。現在では知恵を授かるということで、
学力向上の意味合いも含むようになりました。特に関西地方で盛んです。



4月29日は「昭和の日」で祝日ですよね?


4月29日は、もともと昭和の時代に「天皇誕生日」という祝日でした。1989年に昭和天皇が
崩御されたことを受けて、「生物学者であり、自然を愛した昭和天皇をしのぶ日」として、「みどりの日」
となりましたが、2007年に「昭和の日」と改めました。一年に一度めぐってくるこの日に、
時代を改めて見つめなおしてみましょう。

この記事は2015年03月30日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。