冠婚葬祭-しきたりとマナー

厄年

この記事は2020年01月20日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

厄年は男性、女性で年齢が違いますよね?


節分のイメージ厄年は、数え年で男性が25歳・42歳・61歳です。また、女性が19歳・33歳・37歳です。中でも男性の42歳は「しに」、女性の33歳は「さんざん」と読めることもあり「本厄」といわれています。特に本厄のときは前後1年を前厄・後厄とし、計3年にわたり身を慎み、気をつけて過ごします。男性はちょうどその頃が、社会的にも責任が重くなり、精神的・肉体的にも疲労が多くなります。また女性は出産・子育てと多忙な時期にあたり、体調を崩したり精神的にも不安定になりやすいといわれ、一般的に慎む期間となっています。



厄除けの祈祷(きとう)をしてもらう時期に決まりはありますか?


厄除けの祈祷をしていただく時期は、最近は誕生日に合わせる方も多いようですが、正式には正月から節分までの間です。本厄を迎える場合は、前年の前厄、本厄、後厄と3回お祓いをします。もちろん本厄以外の厄年の際も行ったほう良いでしょう。神社へのお礼としては、「祈祷料」「玉串料」として包みます。



「厄年」はお祝いと聞いたことがあるのですが、本当ですか?


元来、厄年の「ヤク」は「役目」の役のことでした。本厄のころには「重要な役割りを持つ」とか「役職に付く」といわれ、役が回ってくるとしてのお祝い事でした。ですが次第にこの頃に体調を崩したりすることも多いことから身を慎む「厄」の習慣だけが残りました。



お祝いという事は、何か贈り物をするのですか?


昔から厄年の方は、長いものや、七色の光り輝くものなどを肌身離さず持つと良いとされています。
男性でしたらネクタイやベルト、マフラーや長財布、女性でしたらネックレスや帯、お財布などを贈られることが多いようです。厄除けのお守りやお祓い済みのお札を贈ってもよいでしょうね



厄年の方が節分に豆まきをする、というのを聞いたことがあるのですが?


本来、節分とは季節を分けるという意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日の事をいいますが、なかでも旧暦で新年の始まりとなる立春は大切な節目だった為、節分といえば立春の前日をさすようになりました。鬼は邪気や厄の象徴と考えられ、豆まきの豆は、邪気を追い払う神聖な力があるとされ、節分に豆まきをする事は厄除けになるといわれています。

この記事は2020年01月20日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。