冠婚葬祭-しきたりとマナー

9月の行事

この記事は2021年09月06日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

9月の行事といえばどんなものがありますか?


9月イメージ
まず9月1日は「防災の日」でした。関東大震災の惨事を教訓に、防災意識を高める日として制定されました。広島でも大変な災害がありました。改めて防災意識について考える日にしたいものです。



9月の第三月曜日は敬老の日ですよね。


以前(2002年まで)は9月15日が「敬老の日」でしたが、現在は9月の第三月曜日となりました。今年は9月20日が第三月曜で敬老の日です。もともとは兵庫県のある村長さんが「老人を大切にして、お年寄りの智恵を借りて村づくりをしよう」と提案したことで、農業の暇な時期で、気候も良いことから、「年寄りの日」を9月15日に定めました。その後「年寄り」という表現はあまり良くないので、
昭和41年に「敬老の日」となりました。「敬老の日」のプレゼントは、お孫さんが生まれたのを機にもらったという方が多いようです。
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秋のお彼岸(ひがん)も9月ですよね。


「暑さ寒さも彼岸まで」というように、お彼岸は3月と9月の二回あり、それぞれ「春分の日」「秋分の日」と結びつき、墓参りをする年中行事となりました。「春分の日」と「秋分の日」は昼と夜の長さがほぼ同じになる日で仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を「彼岸」といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を「此岸(しがん)」と言います。
「彼岸」は西に、「此岸(しがん)」は東にあるとされていて、太陽が真東から昇って真西に沈む「秋分」と「春分」は、「彼岸」と「此岸」が最も通じやすくなると考えて、
先祖供養をするようになりました。



秋のお彼岸は、たしか「秋分の日」の前後ですよね?


秋のお彼岸は、「秋分の日」を中日として前後3日間を合わせた7日間です。今年は「彼岸入り」が9月20日、「中日(秋分の日)」が9月23日、「彼岸明け」が9月26日となります。
「秋分の日」には「先祖を敬い、亡くなった人を偲ぶ」という意味があります。
お彼岸にお墓参りをすることにも通じていますよね。



他にも9月の行事があれば教えてください。


9月9日は重陽の節句です。おめでたい五節句の一つですが、「9」は陽の数である一桁の奇数でいえば最上の数字で、それが重なる大変めでたい日とされています。また旧暦ではちょうど菊の咲く季節でもあることから、「菊の節句」とも言われます。また、同じ9月9日は「救急の日」。「9」と「9」で「救急」…だそうです。医療関係者や救急隊員、ボランティアの方々の活動を
広く国民に知らせる日でもあります。医療従事者や被災地で活動している方々に改めて感謝したいですね。

この記事は2021年09月06日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。