冠婚葬祭-しきたりとマナー

叙勲・褒章パート2

この記事は2015年10月19日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

まずは褒章とはどのようなものですか?


佩用金具褒章も国からの表彰ですが、働きやその成果の内容によって褒章の色が違います。
まずは赤、紅(べに)と書く紅綬褒章(こうじゅほうしょう)は、己の危険を顧みず、人命の救助をした方へ贈られます。
次に緑の緑綬褒章(りょくじゅ)は社会奉仕やボランティア活動に従事した方、黄色の黄綬褒章(おうじゅ)は仕事に専念され、人々の模範となるかた、例えば会社の社長や職人の方などです。
広島では2012年に賀茂鶴の杜氏(とうじ)さんがいただかれました。



褒章といえば芸能人の方も貰っていて、ニュースでよく見聞きしますよね?


はい。紫の紫綬褒章(しじゅ)は、学者や芸術家に贈られます。今年の春には広島大学の学長や、歌手の谷村新司さん、作家の浅田次郎さんが受章されています。
藍色の藍綬褒章(らんじゅ)は公共の利益を供した方々、大学教授や保護司、民生委員や消防団のかた等に贈られます。
紺色の紺綬褒章(こんじゅ)は公益のために多額の寄付をしたかたに贈られます。



実際に勲章や褒章を受章された方に、まず最初におすすめする商品があるそうですね?


はい。佩用金具(はいようかなぐ)という勲章・褒章を服につける金具があるんですが、こちらはお客様から「勧めてもらって本当に良かった」と必ず喜ばれます。
皇居に参内(さんだい)する際、ほとんどの男性はモーニングを着用し、いただいた勲章を胸に飾ります。
その時、佩用金具を使いますと、ピンが二箇所ついていて、装着が簡単ですし、見た目も綺麗です。
ちょっと宣伝になりますが、大進で叙勲や勲章の章状を飾る額や、祝賀会などで使う記念品をお買上げの方には佩用金具をプレゼントしています。とても喜ばれています。
大進の叙勲褒章のページはこちらから



受章された方が章状をもらって注意することはありますか?


筒から取り出すときに、あまり力任せに取ってしまうと、章状…「勲記・褒章の記」にシワが入ってしまいますので注意してください。
「勲記」と「褒章の記」は、万が一、汚したり、紛失したからといっても、絶対に再発行されることはないと言われています。
ですから筒に入れたまま保管するのではなく、額に入れて飾ることをお勧めします。
また、家へお祝いに来られた方に「勲記・褒章の記」を披露するときに、額に入れている方が見た目も良いですし、筒から何回も出す事でシワを作ったり、傷めたり、手垢で汚したりしてしまうとことがありませんよね。



額には章状「勲記・褒章の記」だけが入るタイプと、章状と「勲章・褒章」が入るタイプがあるそうですが、どちらの額が人気ですか?


やはり、章状「勲記・褒章の記」と「勲章・褒章」が両方入るタイプが良く出ています。というのも、賞状だけなら、何かしらでもらうことはありますが、メダルと一緒に賞状をもらうって、なかなか無いですよね?
しかも、勲章や褒章は有る意味人生最高の賞です。
その2つを一緒に飾ると言うのは、まず見た目がいいですし、「勲章・褒章」をどこに納めたかわからない…という心配もなくなります。
ご受章は本人はもちろんですが、一族にとっても大変名誉なことですので、子・孫の代まで飾れる丈夫で良い額をお選びください。

この記事は2015年10月19日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。