冠婚葬祭-しきたりとマナー

贈答やしきたりに関することわざ

この記事は2015年08月10日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

「贈答やしきたり」からきていることわざは、たくさんありそうですね?


牡丹餅 おはぎまずは「棚からぼた餅」があります。棚から突然ぼた餅が落ちてくるような、思いがけない幸運が舞い込む…という意味です。
この「ぼた餅」がしきたりと関係あります。「ぼた餅」は「牡丹餅」と書きますが、春のお彼岸に食べるお餅です。
秋のお彼岸に食べるのは「おはぎ」で「お萩」と書きます。



「お萩」と「牡丹餅」は基本的に同じ物で、春と秋のお彼岸で食べる時期が違うので呼び方が違うのですね?


はい。お彼岸におはぎを頂くのはなぜか?いろいろな説がありますが、「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、春の彼岸は農作業が始まる時期、秋の彼岸は収穫の時期にあたります。
よって、春には収穫をもたらす山の神を迎えるため、秋には収穫を感謝しておはぎを作ったと言われています。



「贈答やしきたりに関することわざ」他にどのようなものがありますか?


「吉凶は人によりて日によらず」ということわざが有ります。人が成功したり、失敗したりするのは、時や日によるのではなく、その人の日頃の行いによって決まる。
例え凶の日であっても、日頃の行いをきちんとしていれば心配ないということです。



他にはどのようなことわざがありますか?


縁起のことわざで「厄年の福は払い落としても落ちず」というものがあります。
厄年は悪いことばかりでなく、福がついたらずっと落ちないと言われているんですよ。



いろいろなことわざがありますね?


「長者の万灯より貧者の一灯」ということわざもあります。
万灯とは懺悔などのために、仏や菩薩に多くの灯篭に灯りを灯すことですが、お金持ちの多くの寄進やお金などの寄付よりも、貧しい者が苦しい生活から出費した寄進のほうが功徳が大きい。
たとえわずかでも、心のこもった行為こそ尊いものである、形式よりも真心が大切という意味です。

この記事は2015年08月10日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。